「禁煙外来」|東京 青山・外苑前

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院長コラム
「禁煙外来」

「禁煙したいが自力では難しかった…」
「禁煙外来に通うことを検討している…」
たばこを吸うことはさまざまな病気リスクを高めてしまいますし、経済的な負担にもつながります。たばこを辞めたいと思う方の中には禁煙外来を検討されている方もいることでしょう。

今回は禁煙外来をテーマに治療内容や効果などをお届けしていきます。

禁煙外来とは?

禁煙外来とは、文字通り禁煙をサポートする医療システムです。
患者様の喫煙歴を把握した上で禁煙補助薬を処方しながら、禁煙を目指すことができます。

たばこの害について

たばこの煙には約4000種類以上の化学物質と、約200種類の有害物質が含まれており、その中には、皆さんが耳にしたことがあるだろうニコチン、タール、一酸化炭素(3大有害物質)が入っています。一酸化炭素は赤血球のヘモグロビンと結合して、酸素を体内に運ぶ能力を奪い、心筋が低酸素、過負荷となることで狭心症や心筋梗塞、不整脈が起こりやすくなります。また、肺がんを含めさまざまながんを発症するリスクを高めます。

3大有害物質について

タール…多くの発がん物質が含まれている
一酸化炭素…全身の細胞を酸欠状態にする
ニコチン…強い依存性があり、血管の収縮悪化を及ぼす

喫煙が引き起こすCOPD

別名たばこ病とも呼ばれるCOPDは、せきやたん、息切れなどの症状があらわれる病気で、正常な呼吸が困難になります。COPDの治療にはまずは禁煙することが第一となっています。

禁煙外来の治療内容や検査

たばこの害についてお分かりいただけたところで、禁煙外来の治療内容や検査について見ていきましょう。

禁煙外来の検査

禁煙外来の主な検査には、喫煙の客観的指標となる呼気一酸化炭素濃度測定を行います。呼気一酸化炭素濃度測定では、タバコを吸っているかどうかが判断できるため、禁煙しているかどうかがすぐに分かります。

ニコチン依存症テスト(TDS)

ニコチン依存症テストとして、10の質問のうち5問以上当てはまる場合にニコチン依存症と診断されます。禁煙や本数を減らそうと試みて、出来なかったことがあるか?自分がタバコに依存していると感じることがあったか?などが質問内容となります。

ニコチン依存症テスト(TDS)にてニコチン依存症と判断されることが、保険適用での禁煙治療要件の一つとなります。

禁煙外来の治療

上記のニコチン依存症チェックや一酸化炭素濃度の測定をしたあと、禁煙開始日を決定し、医師より禁煙アドバイスを受けます。医師が禁煙補助薬による治療が必要と診断した場合には、禁煙補助薬の特徴と使い方を受けて薬を選びます。薬には、飲み薬以外にも貼り薬を用いる方法があります。つまり、禁煙補助薬の処方、一酸化炭素の濃度測定、医師のアドバイスが診察内容となります。

禁煙外来の効果について

禁煙外来では、効果がでるように12週間で5回(初診・再診4回)の診療が行われる禁煙治療のプログラムが組まれ、禁煙補助薬を使うことで、自力で禁煙する場合に比べて禁煙成功率を高めることができます。

禁煙することにより、せきや喘鳴などの呼吸器症状が改善したり、免疫機能が回復することで、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなりまし、コロナウイルス感染症に罹患した際に咳嗽が長引いたり、重症になるリスクが軽減します。
また、肺機能の改善が見込めます。その他禁煙することで、顔色や胃の調子が良くなったりと日常生活の中で実感できる効果もあります。禁煙を続けることができれば、たばこで受けたダメージも健康に近づいていくことでしょう。

まとめ

港区では禁煙外来治療を受けた方に、治療のかかった費用の一部を助成しております。
健康寿命を延ばし、健やかに過ごせる一つの方法として、ぜひ考えてみてください。

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