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ヒアルロン酸分解注射

ヒアルロン酸分解注射の治療について

ヒアルロン酸分解注射とは

ヒアルロン酸分解注射は、ヒアルロン酸注入後の凸凹や注入過多などの症状を改善するために行う治療法です。この治療では、ヒアルロン酸を分解する酵素であるヒアルロニダーゼを注入します。ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸の分子間の結合を加水分解し、小さな破片に分解する作用を持っています。これにより、体内のヒアルロン酸が自然に吸収され、尿や汗を通じて排出されます。

特に、ヒアルロン酸以外の物質には影響がない点は、ヒアルロン酸を選択する大きなメリットとなります。効果は注射後1〜2日で実感でき、早い場合は注射直後に効果が現れることもあります。ヒアルロニダーゼは思うような結果が得られなかったり、不自然な仕上がりとなったヒアルロン酸注入部位を修正するために最適です。

牛や羊、ヒト由来のヒアルロニダーゼを使用し、患者の状態に応じた最適な治療を提供しています。

ヒアルロン酸分解注射

ヒアルロン酸分解注射の特徴

ヒアルロン酸分解注射は、注入されたヒアルロン酸を迅速に分解し、体外に排出させる治療法です。注射後数時間で分解が始まり、個人差はあるものの数日以内に元に戻ります。

特に、暗紫色や黒っぽく見えるヒアルロン酸特有の症状や、ボコボコとしたしこりもこの治療で改善可能です。ただし、注入からの経過時間やヒアルロン酸の種類・量により、治療回数が増える場合もあります。

ヒアルロニダーゼは1年前や2年前に注入されたヒアルロン酸も分解でき、数週間前や数か月前に注入されたものにも有効です。また、皮膚の下に青く透けて見える症状や、腫れ、しこりのように固くなった場合にも適しています。

仕上がりが気に入らない時や、ヒアルロン酸で血流障害を起こした時にも効果的です。

ヒアルロン酸分解注射で解析できる部位

顔のシワ

ヒアルロニダーゼは、ほうれい線、額、目尻などの顔のシワに注入されたヒアルロン酸を分解し、自然な表情を取り戻します。

涙袋

涙袋に注入されたヒアルロン酸が不自然に見える場合、ヒアルロニダーゼで分解することで、元の自然な状態に戻します。

ヒアルロン酸注入後の鼻の形状が気に入らない場合や、不自然に見える場合にも、ヒアルロニダーゼで改善が期待できます。

唇に注入されたヒアルロン酸が過剰であったり、形が気に入らない場合、ヒアルロニダーゼで調整が可能です。

アゴ

アゴに注入されたヒアルロン酸が不自然に見える場合や、しこりができた場合にも、ヒアルロニダーゼが有効です。

胸にヒアルロン酸を注入した後に、不自然な形状や過剰な膨らみが生じた場合、ヒアルロニダーゼで元の状態に戻すことができます。

ヒアルロン酸分解注射の使用機器・使用薬剤

ヒアルロニターゼ

ヒアルロン酸を溶かす製剤で「Hyaluronidase(ヒアルロニダーゼ)」という製剤があります。ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する酵素です。このヒアルロニダーゼをヒアルロン酸を溶かしたい部位に注射器で注入すると、ヒアルロン酸は数時間で加水分解され、溶けてなくなります。

ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸を加水分解し、浸透性を高め、素早く吸収させることができます。ヒアルロン酸を注入した後、ヒアルロン酸が皮膚の下に青く透けて見えてしまった場合や、ヒアルロン酸注入部が腫れてしまった場合、しこりのように固くなってしまった場合が適応になります。

ヒアルロン酸注射の治療後に、仕上がりが気に入らない、凸凹になった、不自然になったなどの問題が生じた場合に、ヒアルロン酸分解注射(ヒアルロニダーゼ)を使用することができます。ヒアルロン酸を溶かしたい部分に注入すると、数時間でヒアルロン酸が加水分解され、溶け出します。

ヒアルロニダーゼには、羊由来とヒト由来の2種類があり、患者の状態に応じて使用されています。

ヒアルロン酸分解注射はこのような方にオススメ

ヒアルロン酸を注入したけれども元に戻したい方

注入したヒアルロン酸の量が多すぎて調整したい方

思い通りの仕上がりにならず、再調整を希望する方

ヒアルロン酸注入後、不自然な仕上がりになってしまった方

ヒアルロン酸注入後に凹凸が目立つようになった方

ヒアルロン酸分解注射のリスク・副作用について

副作用①:腫れ

ヒアルロニダーゼを注射すると、注射箇所に腫れが出ることがあります。腫れは通常数時間から半日で消失しますが、約2~3日間程度続く場合もあります。注入後は赤みも伴うことがあり、内出血や感染症により腫れや赤みが長引くこともあります。まれにアレルギー反応で非常に腫れることもありますが、これは迅速に医療機関で対応する必要があります。

副作用②:内出血

ヒアルロン酸分解注射後には、稀に内出血を伴うことがあります。内出血による腫れは1~2日程度で収まり、内出血による色みは1~2週間程度で消えることが多いです。内出血が治る期間は、年齢や体質、注入後のケアなどにより異なりますが、長期間続くことはほとんどありません。

副作用③:かゆみ・じんましんなどのアレルギー反応

ヒアルロン酸分解注射後、数分から数時間でかゆみやじんましん、発疹が見られる場合があります。これは即時型のアレルギー症状の可能性があり、場合によっては血圧の低下を伴うこともあります。アレルギー症状が見られたら、速やかに医師に相談し治療することが重要です。事前にアレルギーチェックを受けることで、アレルギーのリスクを減らすことができます。

ヒアルロン酸分解注射の施術の流れ

診断

患者様のお悩みをじっくり伺い、症状やお肌の状態を診断し、最善の治療方針を決定します。ヒアルロン酸製剤の種類を事前に確認してご来院ください。

局所麻酔

痛みを軽減するために、局所麻酔やクリーム麻酔を行います。極細注射針を使用するため、痛みはほとんど感じません。

ヒアルロン酸分解注射

医師が分解処置を行います。処置時間は約5分程度で、分解に使用するヒアルロニダーゼを注入し、軽く圧迫止血します。その後、軟膏を塗布し、メイクをしてお帰りいただけます。

当日の注意事項

内出血のリスクがあるため、施術当日はシャワー浴のみでお過ごしください。

ヒアルロン酸分解注射のよくあるご質問

Qヒアルロン酸分解注射はどれくらいの回数が必要でしょうか?

A
ヒアルロン酸分解注射の回数は、注入された部位や量によって異なります。顔の部位に関しては、ヒアルロニダーゼ1~2本を用いて1回の施術で十分にヒアルロン酸を分解することができます。ただし、バストのように大量のヒアルロン酸が広範囲に注入されている場合、1回の施術では困難な場合もあります。その際には、経過を見ながら再度ヒアルロニダーゼの注射が必要になることもあります。

平均的には、3~5回の治療が必要となることが多く、治療間隔は部位や症状によって数日の間隔を空ける必要があります。特に目元などのデリケートな部位では、注射の方法によって分解のされ方が異なるため、複数回の治療が必要となることがあります。

Q分解してすぐにヒアルロン酸を注入することは可能でしょうか?

A
ヒアルロン酸を分解して再度注入することは可能ですが、いくつかの条件があります。まず、以前に注入されたヒアルロン酸が完全に分解され、腫れや炎症が治まった状態であることが重要です。通常、ヒアルロニダーゼによる分解後、腫れや炎症がなくなるまでに約1週間程度かかります。

そのため、理論上は、ヒアルロン酸の再注入は分解後2日程度で可能ですが、1週間程度経過してからの方が望ましいです。これは、ヒアルロニダーゼ注射自体が少しの腫れを伴うため、完全に腫れが引いた状態で再注入を行う方が、安全で理想的な結果を得られるからです。

当院では、再度の失敗を避けるために、カウンセリングを通じて患者様のご希望をしっかりとお聞きし、最適なタイミングと方法で治療を行っています。
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