予防法①:足を清潔に保つ
足を清潔な状態に維持することで感染リスクを減らし、足の皮膚状態を健康に保つことが重要です。石鹸や洗浄剤を使用して、足裏や指の間などを丁寧に洗い流し、皮脂や汚れを取り除きましょう。特に指の間は湿気がこもりやすいので、重点的に清潔に保つことがカギになります。洗浄後は十分に乾かすことも大切で、指の間や爪の周りは乾燥しにくいため、タオルでしっかりと拭くか、吹き乾かすことがおすすめです。湿ったままの状態が続くと、水虫の感染や繁殖を助長する可能性があるので、こまめなケアが必要です。
予防法②:感染のきっかけとなりうる物の共有を避ける
水虫は感染力が強く、他人とものを共有することで知らず知らずのうちに感染してしまう可能性があります。例えば、靴や靴下、バスマット、タオルなどは他人と共有することで感染リスクが高まります。また、素足で利用する施設も注意が必要です。個人用品や衛生用具や水虫の好みそうな湿潤環境になりやすい物は共有せず、個人使用にしたり、毎回交換したりするよう心掛けましょう。この他にも、銭湯や温泉、プールなどでは水虫(足白癬)があらゆる物を介して足に付着しやすく、感染拡大しやすいリスクがあります。利用後は足をよく洗い流して、菌が繁殖しやすいようにしっかりと乾燥させることが大切です。これにより、水虫の感染リスクを大幅に減らすことができます。
予防法③:適切な靴と靴下の選択
適切な靴と靴下を選ぶことも水虫(足白癬)を予防するために重要です。例えば、通気性のある素材で作られた靴と靴下を選ぶことが挙げられます。通気性がある素材は足の湿気を逃がし、ムレや湿気を防ぐため、水虫の原因となる湿った環境を避けることができます。特に、合成素材よりも天然素材が通気性に優れているため、できるだけ天然素材を選ぶことが望ましいです。また、靴のサイズが小さすぎると足を圧迫して通気性が悪くなり、結果としてムレやすくなるため、注意が必要です。
次に、靴と靴下の清潔を保つことが重要です。毎日使う靴や靴下はこまめに洗濯し、清潔な状態を維持しましょう。濡れた靴や靴下を長時間履いていると、湿潤環境を好む水虫にとっては格好の繁殖環境になるため、注意が必要です。