高尿酸血症の治療
高尿酸血症とは
高尿酸血症とは、血中の尿酸濃度が正常値を超える状態です。これが原因で、痛風発作や尿路結石などの健康問題を引き起こすことがあります。尿酸はプリン体の分解によって生じる老廃物で、通常は腎臓から尿として排出されます。しかし、尿酸が過剰に産生されたり、排泄がうまくいかないと、血液中に尿酸が溜まり、高尿酸血症に至ります。
尿酸値が7mg/dL以上で高尿酸血症と診断されることが多く、特に尿酸値が9mg/dL以上、または8mg/dL以上で合併症を伴う場合は、薬物療法を含む積極的な治療が推奨されます。性差も見られ、女性ホルモンが尿酸排泄を促すため、患者の多くは男性に偏ります。ただし、女性や子供でも高尿酸血症になる可能性はあります。
高尿酸血症は、ただの数値の問題ではなく、放置すると痛風や腎障害などを引き起こすリスクがあるため、早期の対応が重要です。